準備に抜かりなし!

これから現場で頑張る新人さんへ

効率化アップ!看護師の仕事のコツを学ぶ

看護師の仕事は、患者さんと向き合わなくてはならないため勤務時間中はとにかく無駄な動きができません。効率化アップは看護師に限ったことではありませんが、新人ナースでもコツをつかむだけで、あっという間に時間短縮することができます。

実際の先輩看護師が行っている効率化のコツは、大きく分けて3つあります。1つ目は、事前準備を怠らないことです。看護師の仕事は一部を除いてほとんどがルーチンワーク。そのため、業務の内容も繰り返し毎日行います。

その中で自分で工夫をすることができるかどうか、これだけでもだいぶ違いが出るでしょう。ルーチンワークに必要な事前準備は、器具の準備や夜勤からの引継ぎに関する情報収集などです。

2つ目は、チームプレイを意識することです。申し送りやシフト勤務で一緒になる人など、看護師の仕事は一人で行うこともありますがほとんどがチーム制です。そのため、日頃の人間関係が仕事に影響することが多いです。病院の指針、チームの指針を理解し、そのために何が必要か話あう機会は設けられますが、日々の交流が情報交換の場となり、助け合うことで効率が高まります。チーム医療を意識することも大切です。

3つ目は、作業効率を高めることです。もし、自分の業務を振り返ってある特定の苦手な作業があるならば、苦手意識を克服するための努力をしてみましょう。たとえば、申し送りの記録を作るのがニガテなら「どうやったら早い時間で書き上げられるのか」について先輩看護師に相談する。または、上手な先輩看護師がどのように記録を作っているのかを横で観察してみましょう。

また、記録をみせてもらうのも一つの方法です。ぜひ、新人ナースの方は効率化のコツを実践してみてください。

新人ナースが持っておきたいお仕事グッズ

看護師は医師よりも患者さんと接する機会が多く、処置等をしている時に「あ、あれを忘れた」「ちょっと取ってきますね」などとその場を離れてばかりだと患者さんに不安を与えます。特に新人ナースだとオロオロしがちですから、そんなことがないよう、必要なグッズを揃えて仕事を行うようにしましょう。

新人ナースで常に持っておきたいグッズは、聴診器や時計、電卓付きタイマー、医療用はさみ、駆血帯、そしてペンライトなどです。時計とありますが、ナースは腕時計をしませんので、クリップ付きのナース用の時計を用意しましょう。

その他には、3色ボールペンや油性ペン、メモ帳、そして印鑑です。印鑑は簡単に押せるフタがないものや、訂正印付きのものなどがありますので、使いやすいものを選びましょう。

他にあると良いなというものは、メジャーです。カテーテルなどを使う機会が多い科では、患者さんが安全に装用するために長さを測るので、小型メジャーがあると便利です。また、小児科のナースは、ボールペンなど使う文房具はキャラクターが付いたものを選んでいます。

入院中の子どもたちは病院に恐怖を感じることも多いため、少しでもリラックスしてくれるよう、かわいいものを選んで使っているのです。働く科によって、必要なグッズは多少違うかもしれませんが、聴診器や時計、タイマー、はさみなどはどこの科でも必要です。

先輩たちから「常識がない」と言われないよう、必需品は早めに用意しておくようにしましょう。